サステナビリティ サステナビリティ経営
基本方針と推進体制
グローバルビジョン
これからの当社グループのあるべき姿、存在価値を示すものとして、戸田建設グループグローバルビジョンを策定しております。
- お客様の満足の
ために - 私たちは、確かな技術力と多彩な人財力で、お客様との最良のパートナーシップをつくります。
- 誇りある仕事の
ために - 私たちは、社員をはじめ現場に携わる一人ひとりが、強い責任感と情熱をもって仕事に取り組める職場をつくります。
- 人と地球の未来の
ために - 私たちは、時代の変化と社会の課題に真摯に向き合い、環境に配慮した安心・安全な社会をつくります。
サステナビリティ基本方針 基本的な考え方
戸田建設グループでは、経営方針において「社会の発展への貢献」「社業の持続的成長」「ステークホルダー価値の向上」を掲げています。従前より、事業活動がお客様、社員、協力会社、地域社会、株主・投資家や地球環境に与える影響に十分に配慮して行動するとともに、対話を通じた信頼関係構築に努めるなど、常にステークホルダーを意識して、サステナビリティの考え方に沿った経営を行ってきました。また、気候変動から地球環境を守る取り組みの一環として、TCFDへの賛同を表明し、その提言に則した分析・開示を行っています。
私たち戸田建設グループは、2015年に策定したグローバルビジョンのもと、すべてのステークホルダーにとって「”喜び”を実現する」存在であり続けたいと考えて事業を営んでいます。持続可能な社会の実現のため、マテリアリティ(重要課題)を改めて特定し、2050年に向けて目指す経営の姿を「サステナビリティビジョン2050」として定めました。
サステナビリティの推進方針
戸田建設グループは、持続可能な社会の実現に向けた取り組みの在り方を「サステナビリティの推進方針」として定めました。
- 1サステナビリティ推進体制の構築と運用
サステナビリティ推進の監督・指導を行う「サステナビリティ委員会」を取締役会に設置しました。また執行側に「サステナビリティ戦略委員会」を設置し、「ESG+B」の4つの観点から取り組むテーマを定め、経営資源の適切な配分のもと事業戦略に反映させるべく議論を深めます。
サステナビリティ戦略委員会が特定した課題の解決へ向けた取り組みは、本部・事業部など執行部門が優先順位を決めて実行します。 - 2社会への情報発信
サステナビリティを巡る課題解決への取り組み、それら課題にともなうリスクおよび収益機会を適切にステークホルダーへ開示します。
サステナビリティ推進体制
マテリアリティ(重要課題)
当社グループでは、2050年を見据えたさまざまな社会課題や事業に関連した課題を「事業への影響度」と「ステークホルダーへの影響度」の2軸で評価し、「戸田建設グループのマテリアリティ」として特定しました。
当社グループは持続可能な社会の実現のため、「戸田建設グループのマテリアリティ」に取り組んでいきます。
マテリアリティの特定と見直しのプロセス
- 1社内横断的なメンバーにより、多様な視点で社会課題や当社事業に関連する課題を洗い出し
- 2課題を項目別に整理して重要度を議論
- 3各種方針や中期経営計画等との関連を確認
- 4社外取締役を含むサステナビリティ委員会で多様な意見を受け、適宜意見を反映
※今後の見直しでは、外部有識者等のステークホルダーとの意見交換を実施予定 - 5サステナビリティ戦略委員会にて決定、取締役会による承認
- 6定期的なレビューにより、社会変化に伴う変更を反映
マテリアリティに基づく取り組みテーマ
01豊かな暮らしを支える街づくり
取り組みテーマ
- 人口減少・高齢化社会への対応
- 都市・建物のレジリエンス向上
- スマート・エネルギー・コンプレックス・シティの構築
- 医療サービスの更なる価値向上への貢献
- 地域社会の活性化と賑わいの創出
関連するSDGs目標
02環境と共生したインフラ整備
取り組みテーマ
- インフラの維持・更新および長寿命化
- 次世代を見据えた災害復興
- 生物多様性の保全と森林整備・有効活用
関連するSDGs目標
03脱炭素社会の実現
取り組みテーマ
- サプライチェーンを含む温室効果ガスの削減
- ZEB・省エネ建物の提供
- 高度なエネルギーマネジメントの提供
- 再エネ電源拡大への貢献
- 資源の有効活用と廃棄物削減・リサイクル推進
関連するSDGs目標
04技術革新と提供価値の向上
取り組みテーマ
- 提供する製品・サービスの品質確保
- 建設業のデジタル化推進
- 建物のスマート化
- 施工の効率化・自動化
- オープンイノベーションの活用
関連するSDGs目標
05働く喜びを感じる職場づくり
取り組みテーマ
- 建設施工の安全の追求
- 建設業の就労者不足への対応
- サプライチェーンマネジメントの推進
- 人権の尊重
- 多様性の尊重
- 従業員のQOL向上と働き甲斐・働きやすさの追求
関連するSDGs目標
持続的成長のための基盤
取り組みテーマ
- コーポレートガバナンスの充実
- ステークホルダーへの情報発信と対話の推進
- ブランド価値資産の形成
- グローバリゼーションへの対応
関連するSDGs目標
SDGsの取り組み 当社のSDGsの取り組みはこちら
戸田建設のステークホルダー
企業活動をめぐっては、企業を取り巻くステークホルダーすなわち、お客さま、社員、協力会社(取引先)、地域社会、株主・投資家などの直接・間接的な利害関係者がいます。
建設業にとって広義の「お客さま」とは、発注者にとどまらず、当社が施工した建設物を利用するエンドユーザーの皆さまも含まれます。
当社は、ステークホルダーの皆さまの期待や要請に応え、社会的責任を果たしてまいります。
CSR意識調査の実施
2021年10月、当社およびグループ会社各社において、CSR活動の浸透促進のため社員への意識調査アンケートを実施しました。このアンケートは、当社での実施は11回目、グループ各社での実施は9回目となります。経年での結果を比較分析し、抽出された課題を含め今後もCSR活動の改善、促進を図っていきます。
アンケート結果(抜粋)
実施期間 | 【戸田建設】2021年10月4日(月)~10月18日(月) 【グループ各社】2021年10月6日(水)~10月19日(火) |
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対象 | 戸田建設グループ全役職員(※役員含む) |
回答率 | 戸田建設79.1%・グループ各社平均58.76% |
CSR活動の理解
Q.CSRの観点から自身の業務を考えたり、方向を確認したりすることはありますか。
戸田建設
グループ各社平均
今回のCSR意識調査では当社の回答率が増加しているものの、グループ会社については回答率が減少をしています。「あまり考えていない」との回答がグループ会社で半数を超えており、「全く考えていない」との回答も増加しています。日頃からCSR活動への意識づけを行う取り組みをより積極的に実施してまいります。
CSR活動の充実に向けて
Q.今後、CSR活動の充実を図るために必要なことは何だと思いますか。(自由記述式)
寄せられた意見として「事業とも関連したCSR活動の実施」など本業である建設事業を通じての社会貢献をすべきとの声が多くみられました。他には「情報発信」という意見も多くみられました。
また、「組織・体制の充実化」「人財育成の確保」といった、教育・育成・制度面への意見も多く、図らずも「CSR活動」が当社にとって重要なコンテンツであるという認識は社内に浸透しています。
グループ会社の結果については、以下の通りとなります。
グループ会社についても、当社同様、「社員一人ひとりの意識づけ」との回答がもっとも多く、「社員教育・研修」が半数を超えております。これらの結果を今後の活動の参考にするとともに、一人ひとりの意識づけが図れるような効果的なCSR活動をグループ会社とともに連携して実施してまいります。
グループ各社平均
グループ会社についても、当社同様、「社員一人ひとりの意識づけ」との回答が最も多く、「社員教育・研修」が半数を超えております。これらの結果を今後の活動の参考にするとともに、一人ひとりの意識づけが図れるような効果的なCSR活動をグループ会社とともに連携して実施してまいります。
戸田環境・社会貢献賞
戸田地球環境賞は2016年度より、「戸田環境・社会貢献賞」と改称され、従来の地球環境賞と同内容の環境部門と社会貢献部門に分け、それぞれ表彰を行いました。
第8回目となる2023年は、環境部門45件、社会貢献部門41件の応募があり、その中から以下の活動が大賞として表彰されました。
カーボンニュートラル貢献賞については2件が表彰されました。
環境部門
本社 東北支店 |
支店プロジェクト設計部東北設計室 いわき駅前商業施設計画 |
既存杭の再利用による環境負荷低減 |
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関東支店 | グッドマン常総新築工事 | 最新技術によるCO2排出量削減と実績の数値化 |
名古屋支店 | 名古屋支店 | 生物多様性の維持・保全への取り組み |
社会貢献部門
札幌支店 | 建築工事部 管理部建築管理グループ |
他業種とのコラボレーションで行う性別問わず誰もが働きやすい環境づくり |
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広島支店 | 中国地整木与第1トンネル作業所 | 阿武町との災害協定締結 |
本社 | ヤンゴン営業所 | ミャンマーの小学校への浄水システムの寄贈 |
カーボンニュートラル貢献賞
東北支店 | 公立置賜長井病院改修工事 | KS-1の使用量と1億円当たりのCO2削減効果が建築作業所においてトップ |
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名古屋支店 | 中部地整設楽ダム斜面対策工事 | RE100電力およびGTL燃料の積極的な使用によるCO2排出量の削減 |
方針一覧
活動項目 | 基本方針 |
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コーポレート・ガバナンス | |
コンプライアンス | |
リスク管理/内部統制 |
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品質管理 | |
リスク管理への取り組み |
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環境配慮 |
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人事面での取り組み | |
安全衛生管理 | |
地域社会貢献 |