品質 品質管理への取り組み

品質・工期・安全に最善をつくし、安全で快適な社会基盤づくりの一翼を担うとともに、お客さまの想いに応える建設物の提供に向けて、顧客満足度No.1を目指す活動を推進しています。

品質方針と品質目標

「納得いただける品質を提供することに真摯に取り組み、社会やお客様の高い信頼を得る」を品質方針に掲げ、伝統と実績を礎に、不具合の未然防止を図るとともに、お客さまの要求品質に応えることで、最良のものづくりに取り組んでいます。

品質方針

納得いただける品質を提供することに真摯に取り組み、社会やお客様の高い信頼を得る

制定:2024年4月1日

品質マネジメントシステム

品質マネジメントシステム※1の状況

ISO9001の認証

1994年にQMSの運用を開始し、1995年に建設業界で初めてISO9001※2の認証を取得しました。また、2004年12月には全社統合による認証を取得しております。
なお、認証状況および2023年9月に受審したサーベイランス※3の結果は下記のとおりです。

認証状況

ISO9001の認証状況の詳細は、一般社団法人建材試験センターのサイトをご覧ください。

マネジメントシステム登録事業者の詳細情報

2023年度サーベイランスの結果

実施期間 2023年9月4日~9月15日まで
実施範囲 本社および3支店
指摘事項および観察事項 重大な不適合 0件 / 軽微な不適合 0件 / 観察事項 0件
  • ※1品質マネジメントシステム:品質に関して組織を指揮し、管理していくためのしくみ。QMS: Quality Management Systemの略。
  • ※2ISO:国際標準化機構。International Organization For Standardizationの略。
  • ※3サーベイランス:ISO9001、ISO14001認証取得後、3年ごとに審査機関による再認証のための審査(再認証審査)が行われ、その間、システムが引き続き維持されていることを定期的に確認するために、毎年サーベイランスが行われる。

PDCAサイクルの運用

PDCAサイクルは、QMSの継続的改善を図るための基本となる活動フローです。
当社のQMSは8つのプロセス(運営管理、資源運用、営業、設計、施工、保全、評価分析、改善)で構成され、各プロセスはPDCAサイクルにそって運用しています。このサイクルを適切に回すことにより、お客さまにご満足いただける「ものづくり」を実践し、品質保証活動の向上につなげています。

2021年度サステナビリティ活動の計画と結果[PDF:1,155KB]

事業マネジメント

「想い」に応えるトータルソリューション

当社はステークホルダーとのコミュニケーションを通して、多様化・複雑化する建設物へのニーズや期待を把握し、建設ライフサイクル全般でソリューションを提供しています。各ステージにおいて大切にしているのは「人がつくる。人でつくる。」の姿勢。これは高い品質を追求するというだけでなく、そこで働く社員や地域住民の方々などすべてのステークホルダーの満足につながるCSR活動でもあると考えています。

人がつくる。人でつくる。

品質管理の充実への取り組み

当社では、目に見える部分はもちろんのこと、杭、基礎、柱や梁など建設物の主要構造部位や、天井裏、内装の下地部分など、見えない部分を正確につくり込むこと、トンネル、橋脚等を高い耐久性をもつ社会インフラとしてつくり込むことこそ“本当の品質”と捉えています。これらを確実につくり込むために、各部門では品質管理の充実に向けた取り組みを進めています。

建築部門における取り組み

建築設計部門

建築設計部門では、お客さまとの接点の最前線として、つくりあげる建築物へのご要望、ご期待のすべてをお受けし、クオリティの高い設計を確実に進めていくため、品質管理の充実を図っています。当社では、設計の各段階において設計部門が主体となって、すべての技術部門が結集するレヴュー(設計審査)を実施し、全社的な取り組みとして設計図の完成度を高めるしくみを確立しています。高水準の設計を常に維持するとともに、設計施工を一貫した品質管理の充実につながる活動を行っています。

施工部門

建築施工部門では、工事着手後、早期に作業所とスタッフ部門合同の「設計図書検討会」を開催しています。過去の不具合事例を反映した「設計図書検討書」に基づいて検討を行い、ここで抽出された問題点や課題は、施工の各段階で順次解決を図っていきます。
建物の施工は、設計図に基づいて、より詳細な図面(施工図)を作成して進めていきます。当社では、「生産設計」部門に専門のスタッフを配置して施工図を作成しています。
作業所での施工管理は、管理の要点を適切に把握した上で行うことが大切です。当社では、土間や床コンクリート、外壁タイル張り、山留、漏水などの不具合防止や、鉄骨溶接部の外観検査、シーリング工事や設備工事の施工管理について要点をコンパクトにまとめた小冊子など、さまざまなツールを品質のつくり込みに活用しています。

設計図書検討書

土木部門における取り組み

要求品質確保のための活動

土木部門では、要求品質確保と不具合発生防止を目指し、フロントローディングを重視した以下の活動をしています。
本社・支店が参画する受注時・着工時及び事前・中間時の「SQE検討会」(安全・品質・環境)で、施工上の課題の抽出と対応策の検討を行っています。抽出した課題は、問題解決に至るまでの過程を「施工上の課題報告書」で管理し、不具合発生の芽を摘む活動と位置つけています。
本社・支店が実施する工事パトロールなどでは、課題への対応状況を確認するとともに、施工中に新たに発生する課題についても同報告書に追記し、対応漏れがないようにしています。
発生した不具合については、早期に「QE情報報告書」にて全支店へ配信し、施工中の同種工事での予防処置に役立てています。
工事竣工後は、「施工反省会」を開催し、課題への対応および不具合処置の妥当性などを検証します。そこで得られた有効な情報は、データベース化し、フィードバック情報として共有しています。

お客さまの満足に向けた工事成績評定点の向上

お客さまの要求品質を確保することは、工事の品質管理を評価する「工事成績評定点」の高得点化につながります。工事初期に工事成績評価の項目となる工程、品質、出来形管理等の要求レベルを把握し、施工計画に反映させています。国土交通省の技術検査時の指摘事項を取りまとめた「技術検査指導事項集」を教材とした教育を実施し、全支店での得点向上に努めています。

  • SCIENCE BASED TARGETS DRIVING AMBITIOUS CORPORATE CLIMATE ACTION
  • RE100
  • ECO FIRST
  • BOSS IKUBOSS AWARD 2016