社会 グローバリゼーション

グローバル人財の育成

当社は、中期経営計画2027において重点管理事業と位置付ける海外事業のさらなる推進に向けて、その担い手となる従業員の教育や就労環境の整備に取り組んでいます。進展するグローバル化の環境(多国籍・多言語・多文化など)に適応して着実に成果発揮できる「グローバル人財」の育成に注力しており、従業員の経歴や専門知識・能力・技術・人脈などに加えて、さらに必要とされる「語学力・自己発働思考・異文化理解力」の3点を習得できる環境を整備してまいりました。
具体的には、「人財のフロントシフト」を掲げ、海外拠点現地スタッフの日本での実地研修や国際大学との産学連携を通じた育成を強化しています。こうした取り組みにより、未来ビジョンCX150のフェーズ2「価値の再構築」を着実に推進し、国内外で活躍してTODAグループ独自の「突出価値」 の創造と企業価値の向上を牽引するグローバル人財を計画的・継続的に創出していきます。

T氏 ミャンマー出身

共に仕事をする幸せ

Toggle button

入社1年目は大規模造成工事の現場に赴任し施工管理の手順等を教わり、社員の優しさに感動しました。そして本社土木設計部に異動、現在はケーソン構造物の設計変更業務と、新しい事業計画の検討なども兼務しています。戸田建設に入ってから、私の人生は変わりました。業務は面白く、戸田建設で共に働くことに幸せを感じます。将来は機会があれば、ミャンマーで東京駅のような大きな駅や、橋、高速道路のプロジェクトに挑戦したいと考えています。

閉じる

W氏 パキスタン出身

戸田建設の将来のために最善を尽くす

Toggle button

私は現在、国際支店で営業と契約管理の仕事をしています。多様性を活かすための明確な指針のもとに、我々の意見やアイデアが仲間の間で自由に共有され、会社の将来の戦略や計画に組み込まれていきます。意欲が高く、前向きで、結果に重きを置く仲間と共に、私は会社の将来の発展に向け、最善を尽くしたいと考えています。

閉じる

海外職員研修

海外事業の未来を担う経営幹部を育成するため、各国の現地スタッフを対象とした1.5年間の来日研修を実施しており、これまで5期を修了しました。
研修生は、日本語の習得はもちろん、当社の強みである施工技術を現場で学びます。さらに、日本の商習慣や文化、グループ全体のビジョンを体系的に理解することで、多角的な視点を養います。
国籍の異なる仲間と切磋琢磨しながら得た知識と経験は、彼らが母国に戻り、新たな価値を創造するための大きな力となります。
当社はこれからも、グローバル人財育成への投資を続け、世界中のお客さまへの価値提供に貢献していきます。

グローバル人財教育

国内外の当社グループ会社の従業員全員を対象とした、実践的な英語使用の機会として、プレゼンテーションスキル等の研修を実施しています。手上げ式の研修で従業員の国際キャリア開発に寄与する内容となっています。日本経済新聞社のExcedoを導入し、半年に1度の国際大学の研修に参加することでインプットとアウトプットの強化を図っています。国際大学とは、協定を結び産学連携でのグローバル人財育成に注力しており、3日間の英語のみを使用した実践的な研修プログラムを当社向けに設計し定期的に実施中です。

語学研修

当社グループは、全従業員の語学力向上と多様な人財の活躍を支援するため、無料の語学学習機会を提供しています。英会話学習のほか、日本語を母国語としない従業員向けにはオンライン日本語研修「つなぐ授業」を開校しています。この研修では、職場での円滑なコミュニケーションを目指すだけでなく、受講者同士の横のつながりを育み、日本の文化や商習慣への理解を深める場にもなっています。

青年海外協力隊への従業員派遣

当社は、40年以上にわたる政府開発援助(ODA)案件の実績を活かし、グローバルに活躍できる人財の育成に注力しています。その一環として、独立行政法人国際協力機構(JICA)と連携し、従業員を「青年海外協力隊」として派遣する制度を2025年4月より開始しました。本制度は、語学力や自己発働思考、異文化理解力を実践的に身に付けることが目的です。第1期生として1名がベナン共和国での活動を控えており、今後は西アフリカ仏語圏を中心に継続的に派遣する計画です。開発途上国での課題解決プロセスはビジネスの基本そのものであり、この貴重な機会を通じ、若いうちからグローバルマインドと実践的なビジネススキルを習得することを期待しています。

外国人留学生の採用実績

当社は、異文化経験があり、さまざまな拠点で活躍できる人財として、外国籍人財の採用を継続して行っています。2024年度は1名を採用し、延べ41名の外国籍社員が活躍しています。

外国人留学生の採用実績データはこちら

グローバルな健康問題への対応

当グループでは、「新型インフルエンザ対策基本マニュアル」を2009年に策定し、国内のみならず、帯同家族を含めた海外勤務者及び現地従業員の人命尊重を第一優先に掲げ、グローバルな感染症(肺結核、HIV/エイズ、マラリアを含む)に対する予防に努めてきました。
また、新型コロナウィルスの世界的な感染拡大を受け、感染症を専門とする医療機関とアドバイザリー契約を結び、医療体制が整備されていない海外勤務者からのオンライン相談を整備し、新型コロナウィルスのみならず感染症対策に関する助言や海外赴任者に対するワクチン接種および帰国後の健康相談に対応可能な体制を引いております。

  • SCIENCE BASED TARGETS DRIVING AMBITIOUS CORPORATE CLIMATE ACTION
  • RE100
  • ECO FIRST
  • BOSS IKUBOSS AWARD 2016