株主・投資家情報 Resilientな企業への変革(中期経営計画2024)

Resilientな企業への変革(中期経営計画2024)

基本認識:激変する経営環境と企業への社会的課題解決への期待

VUCAの時代と言われるように、当社グループを取り巻く経営環境は変化が激しく、先行きにも不透明感が急速に増しています。特に、2020年の新型コロナウイルス感染拡大の影響は業績面はもとより、中長期的観点からは、ビジネスモデルにおけるパラダイムシフトとなることが予測されています。その一方で、企業には、気候変動や資源不足、人口構造の変化等に伴う社会的課題の解決に向けた積極的な取り組みなど、社会価値(ESG・SDGs)と経済価値を重視した経営が求められています。

「高付加価値競争」を通じた継続進化と企業価値向上

当社グループではこれからの時代を、創造的な価値の実現が絶えず求められる「高付加価値競争」の時代と捉えています。激変する社会に対応し、解決が求められる多様な社会的課題の解決に貢献するResilientな企業に変革することで、事業活動の継続進化と企業価値の向上を図ってまいります。

「高付加価値競争」に向けた企業価値の体系化(ブランド価値資産の構築)

「高付加価値競争」への取り組みの一つとして、企業価値を体系化し、当社グループが目指す方向性や価値観を明確化します。特に、無形資産やESG価値から構成される目に見えない価値を「ブランド価値資産」と定義し、明確化することで、その形成と増加につながる企業活動を活発化し、差別化を推進します。

〇企業価値の体系化
企業価値を客観的に評価し、目指す方向性や価値観を開示

ブランド価値資産の構築による社会価値の実現

ブランド価値資産の構築とは、ESGの観点では、社会価値の積極的な実現です。当社グループでは、企業活動を通じて社会に及ぼしうる良い影響(ポジティブ・インパクト)を特定した上で、具体的な評価指標や目標を設定し、社会課題の解決を通じた企業価値向上を推進していきます。

〇当社グループにおける企業価値向上の考え方

業績などの経済価値だけでなく、CO2排出量削減などの社会価値をともに評価指標に掲げ、その相乗効果による持続的成長を目指しています。また、当社グループが目指す「企業価値」を様々な指標により発信し、実効性の確保と企業評価の向上に努めていきます。

中期経営計画2024における非財務目標

当中計では、以下のような中期目標を設定し、社会価値の実現を通じた企業価値の向上を推進しています。

当社グループのESG経営について

当社グループでは、このほかにもESG・SDGs経営の実践に資するさまざまな取り組みを行っています。例えば、CO2排出量の削減については、取締役及び執行役員を対象とする業績連動型株式報酬制度(2016年度より導入)において、株式付与の基準となる業績目標値にCO2排出量を加えています(2019年度より改定)。
取り組みの詳細につきましては、下記サイトをご覧ください。

サステナビリティサイト
※また、SDGsへの取り組みにつきましては、その概要を特設ページにまとめています。