私の成長STORY
入社9年目の頃、ある再開発事業の現場で、生産設計のマネージャー業務を任されました。その現場は、病院や薬局、事務所、学校、駐車場など用途が異なる計5棟からなる複合施設。建物ごとに施主や設計事務所が異なり、例えば、病院・薬局は使い勝手や清潔さを、事務所はデザインや個別感を、学校は生徒の安全性を、というように、1つのプロジェクトの中でも施設ごとに求める要望も異なっていました。この現場で私は、社内・社外を問わずコミュニケーションをしっかり取りながら「相手が何を求めているか」を把握して図面をつくる大切さを学びました。業務のやりとりに加え、花火大会や作業所見学、懇親会などのイベントを行ないながら信頼関係を築き、「みんなでプロジェクトを達成できた」と思っています。この経験が自分の成長につながっており、今の仕事にも生きています。
今後の課題として考えているのは、戸田建設の先輩方が築き上げた生産設計の組織を私たちが引き継ぐこと。技術が日々進歩する中で、今まで通りのやり方だけを突き進めていては、時代に取り残されてしまいます。「今の当たり前」とデジタル化も含めた「これからの当たり前」をうまく組み合わせながら、自分たちの時代の生産設計をつくっていくことが目標です。