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ITのプロとして、 自社だけにとどまらず 建設業界全体の改革に挑戦。

K.M.
ICT統轄部 DX推進室
2020年中途入社/工学部 情報システム工学科卒

ICT

Why TODA?

学生時代にAIやセンサーを駆使した「空間の知能化」をテーマに研究を行なっていたことや、新卒で入社したIT企業(SIer)でSEとして働くなかで取引先の建設業界と関わるうちに、ITの力で建設業界を変革する「建設DX」の大きな可能性を感じました。戸田建設は2024年竣工予定の新本社ビル建設プロジェクトを控えていたので、ここで大きな挑戦をしたいと思ったことが入社の決め手です。

現在の仕事内容は?

新本社のスマート化プロジェクトと、建設業務を
改善するアプリ開発に取り組んでいます。

ITの力で建設業のあらゆる課題解決を図ることが私のミッションです。その一環として、現在は主に2種類の業務を任されています。1つ目は、入社のきっかけでもある新本社建設に伴うオフィスのスマート化です。通常、建物は時間の経過とともに価値が下がるものですが、ITの力やデータを活用することで「経年優化」を実現することを目指しています。私が担当しているのは、オフィスでの活動を便利にするアプリの開発。要件をチームで検討し、ベンダーと協議しながら形にしているところです。例えば、空調や照明の設定や会議室の予約などをスマホで簡単に行なえるようにしたり、リモートワークの拡大を踏まえてメンバーの状況を簡単に把握できるようにする、といった機能があり、自社ビルで培った知見を、今後の建築に活かしていこうとしています。もう1つは、自社開発した「ヒヤリポ」というアプリに関する業務です。これは建設現場で「事故になりそうだったこと=ヒヤリハット」を報告してもらうアプリです。収集した情報を活用して、事故防止や安全性向上に役立てる目的があります。現在はその社内利用促進と社外展開に向けた検討を行なっています。

仕事の面白さ・やりがいは?

建設DXのトップランナーを目指し、
業界全体を変えるチャレンジができること。

建設業界の大きな課題と言えば、人材不足。省人化のためのDXは急務であり、私たちIT人材が果たす役割はますます大きく重要になっています。これまでになかったものづくりや、会社や業界のスタンダードを作ることにも挑戦できるのが面白いですね。ありがたいことに「ヒヤリポ」は同業他社から「うちでも使いたい」といった嬉しい反響をいただいています。これまでゼネコンがITサービスを作った例はほとんどないと思うので、そこに挑戦できる今の仕事に大きなやりがいを感じます。「ヒヤリポ」を業界共通で使うことを検討するため、業界団体や同業他社と協議するなど、会社の枠を超えた活動にも携わっています。建設業界は他社と協力して工事を行なうことも多いので業界内のつながりが深く、1つのDXが広がりやすい傾向があります。「建設DXといえば戸田」を目指して、このジャンルを牽引していきたいですね。「自己発働型」でチャレンジしたい人なら、楽しみながら活躍できる環境だと思います。

私の成長STORY

「ヒヤリポ」は入社して最初に担当したプロジェクトです。現場からの声に応えて開発することになり、私がやってみたいと手を挙げて任せてもらいました。

開発においては他部署との連携がマストでしたが、入社間もない私を中心に若手メンバーで構成したチームだったこともあり、はじめはうまくいかないこともありました。関わる方たちに安心してもらうために意識したのは、ITのプロとして行動すること。相手の立場にとらわれることなく、技術的な視点で責任を持って発言することを徹底しました。こうして一つずつ信頼を積み重ねたからこそ、みんなに喜ばれるプロダクトづくりが実現したと感じています。

その結果、「ヒヤリポ」は社内の業務改善に貢献したとして社長賞をいただいたほか、建設災害防止協会などの外部団体から業界のスタンダードにできないかと検討されるほどになりました。自分たちの努力は言うまでもなく、若手の意見に耳を傾け、前例のない挑戦を後押ししてくれる社風にも助けられましたね。今後は開発を自社で行なう内製組織を確立していきたいと考えています。

仕事で大切にしていることは?

ITの専門家としてしっかり意見を伝えること。

建設会社の中にいるからこそ、ITの専門家としてしっかり意見を伝えることが大切です。どんな場面でも技術に基づいて自分なりの仮説を立てた上で対話に臨むようにしています。会議では必ず発言する積極性も大切です。それから、分からないことはそのままにせず、すぐに相手に尋ねるようにしています。技術はコミュニケーションとセットでないと生かせませんからね。

「人の戸田」を感じた瞬間は?

時間とコストをかけた「人」中心の教育姿勢。

人財育成や教育に対して長期的な目線で取り組んでいるところです。戸田建設では、大学で学ぶリカレント教育やオンデマンド教育などを通じたデジタル人財育成に注力していますが、これらは数年スパンの育成プログラムです。会社の都合ではなく「人」を中心に考えて、コストと時間をかけた教育を実施しているところに戸田建設らしさを感じます。

あらためて感じる戸田建設の魅力は?

チャレンジを後押ししてくれる懐の深さ。

会社や業界にとって、新しいことにチャレンジさせてくれる懐の深さが戸田建設の魅力です。「ヒヤリポ」も現場のニーズに応えて開発が始まりましたし、まずはやってごらんというスタンスですね。だからこそ、細かく改良を繰り返すアジャイル開発を取り入れたり、UI/UXにこだわったり、利用促進のためにポイントが貯まる仕組みを作ったりと、自由にチャレンジさせてもらいました。

学生時代の自分に伝えたいことは?

プログラミングは仕事の基礎、
もっと勉強しておこう。

SIerで働いていた頃に比べて、今の方が断然プログラムを書く機会が増えました。だから最近は、学生時代にもっとプログラミングの勉強をしておけばよかったと感じます(笑)。最新の技術を取り入れていく上でも、やはり基本が大切です。新しいことに興味を持つ感覚も重要。それから、学生時代は仕事の人間関係に漠然と不安を感じていましたが、「戸田は大丈夫!」と自信を持って伝えたいです。

あなたの「○○愛」を教えてください!

「ガジェット愛」

キーボードやマウスなど、仕事道具はそれなりによいものを揃えるようにしています。最近はテレワークが多いので、自宅と会社で同じキーボードを使えるようにしたり、机や椅子もこだわりのものを導入しました。環境を整えると仕事に向き合うテンションも上がるので、効率よく仕事ができるし、アウトプットの質も上がるように思います。

ある1日のスケジュール

08:30
テレワークのため自宅で始業

Slackで始業の報告、連絡事項やメールをチェック。

09:00
チームの定例会議

30分程度でプロジェクトの進捗や課題を共有。

10:00
資料作成

社内や外部に向けた説明資料を作成。

12:00
お昼休憩

自宅で簡単に昼食を済ませてリラックスタイム。

13:00
社外のパートナーと定例会議

開発を依頼するベンダーと打ち合わせ。

14:00
モック制作

自分たちで考えた仕様に沿ってプログラムを書く。

18:00
終業

Slackでチームに「お疲れ様」の挨拶をしてPCを閉じる。