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当たり前の日常を支え、 進化し続ける物流施設を ゼロから描く。

K.I.
エンジニアリングソリューション統轄部 物流施設部
2016年入社/都市生活学部 都市生活学科卒

建築エンジニアリング

Why TODA?

大学では、「新しいライフスタイルの提案」をテーマにした新設された学部で、魅力的な都市創造に関わる分野を横断的に学びました。ゼネコンを志望したのは、「ものづくりの精神を大切にしながら、多様な知識を融合させ新しい価値を生む企画の仕事がしたい」「経営視点で事業の本質にアプローチ出来る仕事がしたい」という想いがあったからです。戸田建設には建物の企画段階に携わることが出来る部署があり、自分の想いを実現できると思ったことが入社の決め手となりました。

現在の仕事内容は?

まっさらな土地から、
建物を企画として成立させる。

商品のボタンをポチッと押したら翌日には荷物が届く…私は、近年当たり前になった日常を支える物流施設を計画する仕事をしています。エンジニアリングソリューション統轄部物流施設部に所属して、「この土地に、こんな物流施設を建てたい」といったお客さまの要望を一から描く仕事です。多面的な調査の後、施設を利用する人の使いやすさや車輛動線等の機能面などを考えて「企画図面」や「提案書」を作成し、お客さまに提案を行ないます。いわば、顧客の想いを具現化するプランナー。物流施設の計画には、その土地の環境や法規など多くの条件をクリアする必要があり、多方面の知識が求められます。社内で勉強会を開くなど、日々勉強しながら最新の情報をキャッチアップしています。近年の物流施設では、一人あたりの作業負担を減らしながら、より速く正確に消費者に商品を届けるべく、倉庫内では自動フォークリフトや搬送ロボットなどの自動化機器が多く使われていて、計画にあたってはそのような機器の知識も必要になります。また、建物における環境負荷の低減に対する要求も高まっています。今私が携わっているのは、物流施設のカーボンニュートラル化を目指すプロジェクト。他社と連携して最先端の技術を意見交換し、再生エネルギーの活用を考えながら、時代の変化に応じた物流施設の実現に向け挑戦を続けています。

仕事の面白さ・やりがいは?

数ある条件を集約し、
施設ごとの最適解を導き出す。

お客さまの想いを形にするために必要条件を整理して、その施設にとっての「最適解」を導き出すことです。お客さまの要望に応えることはもちろん大事ですが、ゼネコンとして実際に建てることが主事業であるため、コストや施工性の視点がとても重要です。社内外の関係者の意見を整理し、「何を優先すべきか」を考えながら実現可能な形を探っていきます。また現在、物流施設部の取り組みとして、可能な範囲で一定の基準を定め、企画をする際にベースとして活用する「計画の標準化」に挑戦しています。これを実現すれば、案件に応じてカスタマイズして業務の効率化を図れるほか、業務の多くを占める企画図作成にかける時間を削減でき、建物に新しいアイデアを取り入れるなど、よりクリエイティブな方向に時間を費やすことができます。物流施設部が持つ知見を営業や設計などの部署に共有できるようにすることも狙いです。それぞれ専門的なノウハウのあるコンサル会社や自動化機器メーカーなどとディスカッションを繰り返しながら進めています。

私の成長STORY

物流施設部では建物の企画段階で多くの知識が必要になるため、入社5年目に意匠設計部での経験をさせてもらいました。意匠設計の部署では、より近い距離でお客さまと打ち合わせを重ねることができ、お客さまが「施設を建てた後のこと」を常にイメージしていることを実感しました。それ以来、企画段階で、施設の使われ方を真剣に意識するようになりました。意匠設計として深く携わった建物が実際に竣工した時はとても嬉しかったです。

日々の業務はスピードと数字が求められるため、ハードなことも多いですが、職場の先輩や同僚など人には本当に恵まれていると感じます。上司は「スピード&チャレンジ」を合言葉に情熱を持って仕事に打ち込む人で、自ら挑戦し続ける姿はプロジェクトメンバーの士気も高めてくれます。仕事を通し、多くの人と携わりながら、自身の人間力も磨いていきたいと思っています。

仕事で大切にしていることは?

スピード感を持って提案を重ねること。

企画提案業務は、常に限られた期間の中で最善を尽くすことが求められます。数週間、時には数日間でアウトプットが必要なシーンもあります。顧客が求める条件に応じて、完璧な状態でなくても、まずは素早くイメージをプロトタイプにし、改善を重ねることでより良いプランが出来ていくと考えています。社内外の多くの人が関わる仕事のため、細かい情報共有も大切にしています。

「人の戸田」を感じた瞬間は?

多くの先輩方が親身になって教えてくれたとき。

専門的な知識が求められる仕事のため、他部署に技術的な相談をすることがあるのですが、多くの先輩方が親身になって教えてくれます。戸田建設には、会社全体で後輩を育てようとする文化があるのだと思います。

あらためて感じる戸田建設の魅力は?

社員の教育に力を入れていること。

社内に一級建築士の資格取得者も多く、人を大切にする風土があります。私が一級建築士の資格取得を目指していたときも、勉強合宿などのおかげで無事に合格することができました。

学生時代の自分に伝えたいことは?

迷ったら、自分が選択した方を正解にする。

どちらを選んだとしても、メリット・デメリットは生じると思います。「どちらを選ぶか」より「選んだ後にどうするか」が大事。まずは自分が選択した方に本気で取り組み、後から「この選択が正解だった」と振り返れるといいなと思います。

あなたの「○○愛」を教えてください!

「健康愛」です。

仕事をする上でベースとなるのは、「精神的にも身体的にも健康でいること」だと思うからです。日課となっているのが、友達とオンラインで繋ぎながら朝のストレッチをすることです。近年は、建物の健康性能も重視される時代。ウェルビーイングを叶える環境づくりについても今後学んでいきたいです。

ある1日のスケジュール

08:30
出勤、メールチェック

リモートワークの日もありますが、週に3、4日は出社しています。

09:00
案件の条件調査

土地情報・法律など、企画の前提になる条件を調べます。

10:00
企画図作成

手描きで検討後、CADを使って複数案の図面を描きます。

12:00
昼食
13:00
チーム打ち合わせ

常に複数の案件が動いているので、チームメンバーと進捗を確認・調整します。

14:00
顧客打ち合わせ

企画内容を顧客にプレゼンします。

16:00
提案資料企画図作成

営業段階で用いる資料を作成します。

18:30
退社

退社後は、資格勉強や興味のある他分野の講座に参加し、知見を広げる活動にあてています。