私の成長STORY
総工費25億円—。入社後、初めて担当を任されたオフィスビルの総工費を聞いて、その額の大きさに驚き、何度も金額のゼロの数を数えました。自分の描いた図面でそれだけのお金と人が動くと考えたら、良いものをつくらなければと身が引き締まったのを覚えています。
若いうちから担当を持つことで、お客さまとの対話力も鍛えられました。設備機器は種類もさまざまで更新頻度も多く、専門的な言葉も多いため難解な分野です。それをいかに分かりやすく伝えるか。お客さまに納得して決断していただくため、資料などに工夫を重ねました。私の場合は、設計の先輩社員や現場の所長にも恵まれ、多くのアドバイスを得ながら少しずつ成長することができたと感じます。
省エネやIoT技術の導入など、建築設備に求められる要素が多様化し、ライフスタイルも変わりつつあるいま、建築も今後変化していくだろうと考えます。これまでの設備設計の経験を活かし、新しい発想で建築空間を提案できるような設計者になりたいです。