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その街の個性を 取り入れながら 環境に配慮した建築を。

K.O.
建築設計統轄部 建築設計第1部 業務・商業施設設計室
2016年入社/理工学研究科 建築学専攻卒

意匠設計

Why TODA?

小さい頃、ゼネコンに勤めていた父に連れられて現場見学に行き、建築に興味を持ちました。大学時代は都市デザインを専攻。建築によって街に賑わいをつくりだしたいと設計者を志しました。戸田建設が手がけた中野セントラルパークを訪れ、オフィスビルが公園や大学と一体となって賑わいを生みだしていることが印象的で戸田建設に興味をもちました。さらに若手にも多くのチャンスがあると聞き、入社を決意しました。

現在の仕事内容は?

環境に配慮したオフィスビルのデザイン

私は現在、複数のオフィスビルの設計に関わっています。そのうちのひとつは、私にとって初めての取り組みとなる「ZEB Ready」の取得を目指した物件となります。空調や照明などの設備面だけでなく、意匠面でも、外皮の断熱や日射の遮蔽などを合理的にデザインすることによって、省エネが可能です。社内のBIM推進室や設備設計者と協働して、熱環境に関するシミュレーションを行ないながら、環境に配慮したデザインの幅を広げていっているところです。こうした環境性能の向上は、現在の建設業において、これから取り組んでいかなくてはいけない重要なことです。ただし、数値にばかりこだわると、どこも似たようなビルになってしまいます。自分が設計する際には、その建築が街にとってどんな存在であればいいのか、人々にどう感じてほしいか、新しい体験を提供できているかをまず考え、数字だけではなく、想いを形にしていくことを心がけています。

仕事の面白さ・やりがいは?

想いを込めたデザインを、
多くの人と形にしていく達成感。

建物の個性をデザインで表現できるのが意匠設計の面白さ。設計部に配属されて早々に、あるメーカーの本社ビルの設計に参加し、トイレのサインデザインにそのメーカーの商品にちなんだモチーフを使ったところ、竣工式で社長様に褒めていただきました。どんなに小さな部分でも思いを形にすることで人に喜んでもらえるのだと、いまでも印象に残っています。先日、3年ほど担当していた長崎県を計画地とするオフィスビルが竣工しました。そのビルは、港街の歴史にちなんで「船の帆」をイメージしながら環境にも配慮した外観をデザインしました。近年、若年層の県外流出が多い長崎ですが、このビルで働く人たちが地元に対して誇りや愛着を持てるようにと、願いを込めました。入社4年目に企画段階から参加し、初めて最初から最後まで関わった思い入れのある案件で、完成後もまだワクワクが続いています。戸田建設では、建物を設計するだけでなく、竣工まで一貫して携われることが魅力です。特に工事の段階では、作業所や生産設計、設備部、協力会社など関係者が非常に多くなりますが、その分建物が形となったときの喜びや達成感もみんなで分かち合うことができます。

私の成長STORY

設計の仕事は、主に「企画設計」「基本設計」「実施設計」「工事監理」の4段階があります。入社後は、あるビルでは工事監理、別のビルでは企画設計と、各段階に少しずつ参加して業務を覚えていきました。先述した長崎のビルでは、それまでの経験を各段階で活かすことができ、ようやくひとつの流れをつかめました。

特に企画したプランを実際の施工に移していく際には、作業所や協力会社など多くの関係者とのコミュニケーションが欠かせません。時には意見が異なることもありましたが、入社以来「最後まで逃げ出さずに自分で対応する」という姿勢をモットーにしてきたので、みんなが理解して納得できるよう、あるべき姿を目指して誠心誠意話し合うように取り組みました。

自分のミスで現場に迷惑をかけてしまったときも、逃げずに対応することで信頼を取り戻し、最後には笑顔で終われたということもありました。そうした経験の積み重ねが、いまの自信につながっています。

仕事で大切にしていることは?

自分の考えに固執しないこと。

設計者としてポリシーを持つことは大事ですが、一人で考えているだけでは良いものはできません。当社の「人がつくる。人でつくる。」というメッセージの通り、関わる人たちの想いをつなげていくためにも、いろいろな人の意見を尊重し、自分の中で咀嚼して良いものにしていきたいと思っています。そうすることで、自分のデザインにも幅が出てくるのではないかと思います。

「人の戸田」を感じた瞬間は?

色々な部門の人たちと話をしながら
設計を取りまとめているとき。

設計部の規模もコミュニケーションが取りやすく、ちょっとしたことでも質問しやすい環境です。お互いをしっかり認識できる規模感が「人の戸田」につながっているのかもしれません。また、仕事でもプライベートでも悩みを気軽に相談できる同期の存在はありがたいですね。設計部だけでなく、違う部署にも同期がいるので、話していて刺激をもらえます。

あらためて感じる戸田建設の魅力は?

若手に挑戦させてくれる環境。

若手にチャンスをくれる会社だと入社前から聞いていましたが、実際にその通りだと感じています。入社後5年以内に、ある程度の規模の物件を設計できるようにという教育体制があり、先輩たちも「まずはやってみろ」と背中を押してくれます。私も入社4年目でひとつの案件に企画段階から関わり、建物ができあがる過程を早いうちから経験することができました。

学生時代の自分に伝えたいことは?

失敗を恐れず挑戦すること。

学生時代、ある課題で3Dシミュレーションを使った課題を選ぶこともできたのですが、私はいつも取り組んでいるような課題を選んでしまいました。もともと手を動かして模型などをつくるのが好きだったので、3Dシミュレーションを使う課題を避けてしまったのです。あのとき挑戦しておけば仕事に活かせたのかなと今でも後悔しているので、今は何でも挑戦してみようと思うようになりました。

あなたの「○○愛」を教えてください!

「街歩き愛」

街を歩いて、その土地の雰囲気を感じるのが好きです。歴史をさかのぼって街の成り立ちを調べるのも面白いですよね。学生時代は研究でいろいろな街を訪れ、人の流れや賑わいを分析して、そこから建築をつくるということを意識していました。設計した建物が、建物の中だけではなく、街全体の賑わいにも寄与できたらいいなと思います。

ある1日のスケジュール

08:30
出勤

まずはメールチェックを行ないます。

09:00
図面打ち合わせ

施工現場のスタッフと、図面を見ながら打ち合わせを行ないます。

10:00
定例打ち合わせ

お客さまとの打ち合わせで、進捗や今後の予定について報告します。

12:00
昼食
13:00
設計室の上司との打ち合わせ

1日に1回は、上司に進捗の報告や相談などをしています。

14:00
プレゼンの資料づくり

コンペ案件のプレゼン資料をまとめます。

17:00
Thinking Time

最近はじっくり考える時間をなるべくつくるようにしています。

18:00
残務処理や予定の整理

書類の整理や、スケジュールの確認を行ないます。

19:00
退社

19時頃には帰るようにしています。